株安

2008/01/23

本日の日経朝刊に、22日時点での、世界の株式相場の、高値からと12月末からの下げが紹介されている。便利なので貼っておく。

これを見ると、日本はもっとも下げがきついグループに入っていることがよくわかる。

昨年来高値からと07年末からの差を取ると、13.3％であり、最大である。年末からの危機以前に、すでに日本株は大きく下がっていたのだ。やはり、昨年の参院選での与党敗北とその後の衆参ねじれの下で、経済政策の軸が定まらないことが株価の足を引っ張っていると思われる。

同7面では、株価急落によって大手銀行の株式含み益がどれだけ変化したかを伝えている。

大手銀行６グループとは、三菱ＵＦＪ、みずほ、三井住友、りそな、住友信託、中央三井トラストである。これらの含み益は、04年からプラスに転じ、07年3月期には8兆円を超えていたが、昨今の株安により６割近く減り、３兆４千億円ほどにまで圧縮した模様であるとのこと。

ただ、肝心の自己資本比率は国際業務に必要な８％を大きく超えており、各グループの保有株の簿価も、日経平均に換算して平均9900億円程度であり、日経平均が1万円を割り込まなければ含み損にはならないそうだ。